2006年12月22日、すすめる会の幹部が文部科学省および文化庁を訪問。大臣室、副大臣室、政務官室、文化庁長官室を訪ね、世界遺産暫定リストの追加選定に向けて「善光寺」のアピールを行った。伊吹文明文部科学大臣からは善光寺のもつ信仰の在り方や門前町の宗教的景観などについて関心を示されたほか、同席された小坂憲次前文科相からは「日本政府としてはユネスコの世界遺産登録基準が難しくなっている以上、戦略的世界遺産登録をすすめて行かなくてはならない。そのために多様な暫定リストを選定すべき。またそれらが必ずしも世界遺産になるとは限らず、世界的な動向をみて順次登録をすすめていくべき」との見解も示された。また近藤信司文化庁長官からは「今回の提案書は信仰系のものが多く、その中から選定されるには比較検討の中で優位性や独自性を示す必要がある」との見解を示された。