門前町文化フォーラム 「善光寺・世界遺産への道」開催

2008年5月10日、当会主催「門前町文化フォーラム『善光寺・世界遺産への道』」を開催いたしました。
300名の定員を大きく上回る方々にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。

<当日プログラム内容>第一部 プレゼンテーション
世界遺産暫定リスト提案書「善光寺と門前町」
信州大学教授 土本俊和氏第二部 基調講演
「世界文化遺産の考え方」
東京大学教授 西村幸夫氏

第三部 パネルディスカッション
「文化遺産とまちづくり」
●アドバイザー:
西村幸夫氏(東京大学教授)
●パネリスト:
鷲澤正一氏(長野市長)
加藤久雄(商工会議所会頭・善光寺の世界遺産登録をすすめる会会長)
宮本忠長(建築家)
小林玲子(郷土史家・歴史の町長野を紡ぐ会代表)
●コーディネーター:
武田 徹(フリーパーソナリティー)

信州大学・土本教授による、世界遺産暫定リスト提案書のプレゼンテーションから始まり、東京大学西村教授の基調講演では、石見銀山の事例を交え、「町づくりの視点から地元が勉強や議論を重ね、すそ野を広げることが登録の足掛かりになる」とのご意見を頂き、参加者の中には熱心にメモを取る方の姿も見受けられました。また、第三部のパネルディスカッションでは武田徹氏のコーディネートのもと、鷲澤長野市長をはじめとする各パネラーの「門前町・長野」に対する熱い思いが会場の参加者にも伝わり、ディスカッション終了後には多くの参加者から質問を受けました。

世界遺産運動を通じ、善光寺とその門前町として発展してきた長野市の町づくりを考えていく事の大切さを改めて考えていただく機会となりました。