2007年9月12日12:30~活動のシンボルマークを決める先行審査会を開催。 最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作3点を選出した。 |
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![]() ・委員長 宮本 忠長(建築家・善光寺の世界遺産をすすめる会推進会議議長) ・副委員長 石川 利江(ISHIKAWA地域文化企画室代表) ・委員 土本 俊和 (信州大学工学部教授) ・委員 中島 道生(円乗院住職・善光寺寺務総長) ・委員 若麻績 春実(正信坊住職) |
世界遺産暫定リストの追加選定
文化庁では昨年末に世界遺産暫定リストの追加選定に向けて、地方公共団体から提案書を受付け、全国から24件の応募があった。その中から今年1月に開かれた文化審議会世界遺産特別委員会において富士山などの4件が我が国の暫定リストとして追加選定され、その他は継続審査案件として次年度以降に追加選考されることとなった。特別委員会によると、「善光寺信仰は広く民衆に浸透し、善光寺を中心とする宗教空間の中に仲見世などの町並みが形成され、受け継がれた良好な景観は価値が高い」としながらも「日本の仲見世や門前町という観点から本資産の位置付けについて検討が必要」とし、善光寺境内の建造物だけでなく門前町である宿坊や仲見世についても資産の範囲を明確にする必要性が指摘された。
■我が国の世界遺産 法隆寺、姫路城、古都・京都の文化財、白川郷・五箇山、原爆ドーム、厳島神社、古都・奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク、熊野古道、白神山地、屋久島、知床半島、石見銀山 ■暫定リスト 古都・鎌倉の社寺、彦根城、平泉の文化遺産 (追加選定されたもの)富岡製糸場、富士山、飛鳥藤原遺跡群、長崎キリスト教会群 (自然遺産) 小笠原諸島 ■継続審議案件 青森県の縄文遺跡群(青森県)、ストーンサークル(秋田県)、出羽三山と最上川(山形県)、佐渡-鉱山(新潟県)、近世高岡の文化遺産(富山県)、霊峰白山(石川県)、城下町・金沢(石川県)、若狭の社寺群(福井県)、善光寺(長野県)、松本城(長野県)、妻籠宿(長野県)、飛騨・高山の町並(岐阜県)、四国八十八霊場(四国4県)、三徳山(鳥取県)、萩城・城下町(山口県)、錦帯橋と岩国(山口県)、九州・山口近代化産業遺産群、宇佐・国東半島(大分県)、沖ノ島・宗像神社(福岡県)、竹富島・波照間島(沖縄県) |
文部科学省 文化庁訪問
2006年12月22日、すすめる会の幹部が文部科学省および文化庁を訪問。大臣室、副大臣室、政務官室、文化庁長官室を訪ね、世界遺産暫定リストの追加選定に向けて「善光寺」のアピールを行った。伊吹文明文部科学大臣からは善光寺のもつ信仰の在り方や門前町の宗教的景観などについて関心を示されたほか、同席された小坂憲次前文科相からは「日本政府としてはユネスコの世界遺産登録基準が難しくなっている以上、戦略的世界遺産登録をすすめて行かなくてはならない。そのために多様な暫定リストを選定すべき。またそれらが必ずしも世界遺産になるとは限らず、世界的な動向をみて順次登録をすすめていくべき」との見解も示された。また近藤信司文化庁長官からは「今回の提案書は信仰系のものが多く、その中から選定されるには比較検討の中で優位性や独自性を示す必要がある」との見解を示された。
長野市長を訪問
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世界遺産暫定一覧表
提案書作成ワーキンググループの発足
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■日本イコモス国内委員会維持会員に入会 すすめる会は、世界遺産の候補となる資産を審査する国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の国内委員会の維持会員に入会しました。 ■土本俊和氏が専門委員に 新たに専門委員会に信州大学教授 工学博士、土本俊和氏が専門委員として着任されました。 土本氏は、2004年より長野市教育委員会によって発足した「善光寺周辺伝統的建造物群保存予定地区調査委員会」の副委員長も務めており、調査に多大な貢献をされております。 ■シンボルマークをホームページにて募集(終了しました) 当会の活動を広く周知する為のシンボルマークの募集をホームページにて開始いたしました。採用されたマークは、ポスター・チラシなどに活用される予定です。 ■伝建予定地区まちづくり相談窓口を開設 すすめる会では善光寺周辺伝統的建造物群保存予定地区における建物の改修や修理修復、建替えなどの相談の場を開設しました。相談の受付は善光寺事務局、相談者は当会専門委員の先生方にお願いいたしております。 ■推進会議に新委員選任 今回から新たなメンバーが加わりました。石川利江さん、小林玲子さん、塚田まゆりさんの3名です。これからの当会においての「新しい風」として頑張っていただきたいと思います。また、小林竜太郎さんが幹事に加わりました。 |